塗膜も厚く高強度、柔軟性にも優れるパウダーコート

パウダーコート(粉体塗装)

工業金属製品に多く使用されているイメージのパウダーコート(粉体塗装)ですが、近年の豊富なカラーバリエーションにより自動車部品、オートバイ部品、自転車フレーム等でも粉体塗装ならではの表層を作れることも魅力の一つです。

目次

パウダーコート(粉体塗装)とは

パウダーコート(粉体塗装)の様子

パウダーコートは静電気を利用して粉末状の塗料を金属表面に付着させて高温で焼付けて塗膜とする塗装方法です。

粉末状の塗料には樹脂と硬化剤成分が混合しており高温(180℃〜190℃)で加熱する事で反応して滑らかな塗膜となり硬化していきます。溶剤塗料に対してパウダーコートは塗膜が厚い、衝撃に強い、剝がれにくいことが特徴でオートバイのフレームやオートバイ、自動車の足廻りパーツなどに用いられています。

プラスの電荷を与えた粉末塗料とアースを取ったパーツの間に生じる静電気を利用することで、複雑な形状のパーツにもパウダーが付着し均一の塗膜形成になることも特徴です。

また溶剤を使用しない為、VOC(揮発性有機化合物)の排出が無く人体にも環境にも優しい塗装法と言われております。

デメリットとしては小ロットの調色には向いていない、高温に耐えられる素材であることなどがあります。

下地処理次第で仕上がりに大きな差が出る

塗装前の状態

パウダーコートでも溶剤塗装と同様に下地処理が重要であり、仕上がりに大きく影響が出てきます。

作業依頼では塗り替えの場合が多く、まずは旧塗膜の剥離を行なってから空焼き(ワキ防止、油分除去)を実施し、サンドブラストにて完全に塗膜、サビの除去を行ないます。

状態によって塗料の密着性向上、防錆効果、鋳造部品のスケ防止の為にプライマーを塗布の工程を経てパウダーコートを施工します。

また乾燥炉の温度管理においても適切な温度設定が必要であります。

手間のかかる作業になりますが丁寧な作業が求められます。

まとめ

塗装後の状態

パウダーコートは塗膜も厚く、複雑な形状にも均一な塗膜形成ができること、環境にやさしい塗料であることなどでありますが、溶剤塗装にも調色によるメリット、仕上がりの美しさなどがあり好みはあると思います。

パウダーコートならではの表層(塗料)を選択し、オリジナリティ溢れる愛車に仕上げてみてはいかがでしょうか。

ビンテージカー

相模原、厚木、八王子、町田などお近くでオートバイ・自動車部品の
カラーチェンジ(パウダーコート)をご希望なら弊社にお任せください。

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