粉体塗装

粉体塗装

粉体塗装について

パウダーコートとは塗料に水や有機溶剤を含まない粉状塗料を使用する方法です。

静電気を帯電させた粉状塗料をアースにつながった品物に噴射し粉状塗料を静電的に品物へ付着させます。その後高温で焼付け乾燥する事で強靭な塗膜を形成します。また有機溶剤を使用しない為環境や人体への影響が少ない事も特徴です。

塗装対象物は自動車、オートバイ部品に限らず通電し高温に耐えられる物であれば塗装可能で多数のカラーから選択できます。

塗装は下地処理が重要であり当店では下地処理にじっくり時間をかけます。

  1. 品物の塗装剥離、サビ落としを行います。
  2. 洗浄後空焼きして油分、水分の除去、塗装後のワキ防止を行います。
  3. サンドブラストにて残った塗膜、サビを完全に除去します。
  4. 必要に応じプライマー塗布、焼付け乾燥します。
  5. 最後に粉体塗装をし、焼付け後完成となります。
フレーム塗装、乾燥
※施工部品について
  • 施工可能な部品は金属(スチール、アルミニウム、ステンレス、チタン)に限ります。
  • 焼付温度(最大200度程度)に耐えられるものに限ります( 樹脂部品への施工は行えません)。
  • 部品は、単体にして下さい。装着されているベアリング・ブッシュ・カラー類の部品も、取り外して下さい。樹脂等が付いている場合、塗装焼き付け時に溶ける可能性があります。
  • 部品に貼布されたステッカー、ラベル等は剥がしていただきますようお願いいたします。
  • 部品は、お客様にてある程度の洗浄をお願いします(過剰な油、ガスケット等の汚れがある場合、別途洗浄料金が発生いたします)。
  • 部品には、油性マジックなどの染料での書き込みを行わないでください。剥離出来ない場合があります。
  • 素地に深い溝や窪みがありますと、塗装後も溝や窪みの痕跡が残る場合があります。
  • 特別にマスキングが必要な箇所については、指示をお願いいたします。
※特記事項
  • 部品のコンディションによってはお受け出来かねる場合がございます(旧塗装剥離後の発見も含む)。
  • 部品形状によっては、吊り下げ跡が残る場合があります。またアース箇所に痕が残る事がございます。
  • エンジンナンバー刻印、部品への刻印が浅い場合は打刻部へ塗布出来ない場合がございます。
  • 部品に巣穴やピンホールがある場合や鋳物パーツの場合、塗装焼付時に内部の空気や不純物が原因で塗膜が発泡し、外観に影響を与える可能性があります。
  • 部品の形状により、部位によって膜厚の差が生じることがあり、濃淡が色ムラとして現れる可能性があります。また、塗料が入り込みにくい箇所では、膜厚が薄くなり素材が露出することがあります。
  • 部品 表面の状態によって、色や艶の仕上がりに差が生じる可能性があり、色見本と実際の色調は、異なって見えることがあります。
  • メンテナンス時の溶剤での洗浄はお控え下さい。

料金表(一例)

部品名備考料金
フレーム50cc〜¥40,000〜
フレーム125cc〜¥50,000〜
フレーム400cc〜¥60,000〜
フレーム750cc〜¥70,000〜
フレーム1000cc〜¥80,000〜
スイングアーム¥24,000〜
ホイール
(1本)
〜13inch¥18,000〜
ホイール
(1本)
14〜16inch¥22,000〜
ホイール
(1本)
17inch〜¥24,000〜
自動車ホイール
(1本)
13〜17inch¥25,000〜
自動車ホイール
(1本)
18〜20inch¥30,000〜
フロントフォーク・
アウターチューブ
2本¥16,000〜
スプリング1本¥7,500〜
ブレーキキャリパー1個¥8,500〜
小部品¥6,000〜

作業の流れ

STEP
受入れ

お預かり時には受入れシートを使用し、ご要望、部品状態等しっかりと打合せをさせて頂きます。

STEP
洗浄・塗装剥離

洗浄、塗装剥離を行い、更に状態確認を行います。

STEP
空焼き

油分、水分の除去、塗装後のワキ防止を行います。

STEP
サンドブラスト

残った塗膜、サビを完全に除去します。

STEP
プライマー塗布

脱脂洗浄後、プライマーを塗布、密着力、防錆効果を高めます。

STEP
焼付け

プライマーをしっかりと焼付乾燥します。

STEP
パウダーコート・焼付け

パウダーコート後、十分に焼付け乾燥を行います。

ビンテージカー

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